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カフェフランチャイズのメニュー開発

カフェフランチャイズのメニュー開発は、味や価格、マーケティングなど、さまざまな要素を取り入れて考案する必要があります。本記事では、メニュー開発の目的や、開発時に意識するべきポイント、大手カフェのメニュー開発事例をご紹介します。

カフェフランチャイズのメニュー開発とは?

メニュー開発には複数の目的がある

カフェのメニューは、顧客満足度を確保する目的、競合との差別化を図る目的、利益を得る目的など、複数の目的に合わせて開発する必要があります。すべての顧客のニーズを満たす定番メニュー、他店との差別化を図る看板メニュー、廃棄が少なく利益率の高い「儲かる」メニューが必要です。

メニュー開発の流れ

まずは、新メニューのコンセプトを考えます。定番メニューか?看板メニューか?などのコンセプトを明確にしないと、ニーズを満たすメニューを考えられません。コンセプトを明確にしたら、ターゲット層に合わせたメニューを考えます。このとき、調理法や提供スピード、食材の原価なども考慮しながら開発するため、検討しなければならない要素がたくさんあります。メニューが決まったら、レシピを製作し、原料の仕入先を選定するという流れです。

カフェフランチャイズにおけるメニュー開発のポイント

価格設定をしっかり行う

カフェメニューの原価率は、20%から25%が理想です。原価率が低ければ利益率が上がりますが、原価率が高いほうが顧客満足度は高くなります。利益だけにとらわれるのではなく、顧客満足度も考慮した価格設定が重要です。

注文したくなるようなメニュー名を考える

メニュー名は注文数を大きく左右します。最近は、「◯◯を使った熱々の✗✗」など、五感に訴えかけるメニュー名を採用しているカフェが多いです。わかりやすく、注文しやすく、かつおいしさを伝えられるメニュー名を考えましょう。

カフェフランチャイズにおけるメニュー開発事例

大手企業との共同開発で理想のミルクが完成

ドトールでは、「心に感動を呼び起こす」ほどおいしいカフェラテを作りたいという思いから、明治乳業との共同開発により、自社のカフェラテに適したミルクを作り上げました。

北海道から沖縄まで、あらゆる牛乳を取り寄せて飲み比べをしたけれど、納得できる味に出会えなかったからです。大手乳業会社の特許技術を用いて開発を行い、コクと甘さが絶妙なバランスのミルクが完成。濃いめのコーヒーと相性抜群の自信作です。

※参照元:ドトール珈琲(https://www.doutor.co.jp/dcs/taste/latte_2022.html)

素材にこだわって自然のおいしさを追求

タリーズでは、素材にとことんこだわったメニュー開発を行っています。カフェラテに使用している北海道産生乳100%成分無調整牛乳は、脂肪分が高く深いコクを感じられるミルクです。このミルクをベースにメニュー開発を行っています。カフェラテはもちろん、フルーツに合わせても全体の味をうまくまとめあげてくれる万能ミルクは、多くのメニューに欠かせない存在です。

※参照元:タリーズコーヒー(https://www.tullys.co.jp/fyt/beans/barista/)

カフェメニューの開発ポイントをおさえて差別化を図ろう

メニューの目的とターゲット層のニーズを満たすメニュー開発で、集客力の高いカフェを目指しましょう。

以下のホームページでは、フランチャイズ展開しているカフェをご紹介しています。カフェの開業を検討している人は、ぜひ参考にしてください。

カフェフランチャイズ一覧

【特徴別】
おすすめの伴走型カフェフランチャイズ本部3社
ここでは信頼性の高いカフェブランドとして、展開している店舗数が多いカフェフランチャイズ上位10社を徹底調査しました。その中から、「物件・立地サポート」「開業前サポート」「開業後サポート」があるフランチャイズ6社をピックアップ。
さらに、「イニシャルコストが安い」「ブランド力をフル活用できる」「自由度の高さ」といった特徴を持つ本部3社を選定しました。
イニシャルコストが安く、
長期安定的な新規事業を立ち上げ
C-United
珈琲館
カフェ・ド・クリエ
C-United公式HP
引用元:C-United公式HP
(https://c-united.co.jp/coffeekan/fc/)
対応サービス
フルサービス型
セルフサービス型
  • 立地に合った業態を本部が提案し、利益の最大化を図る
  • オーナーや店長候補を対象とした開店前研修でノウハウを習得
加盟金 150万円~(税不明)
保証金 150万円~(税不明)
店舗数 404店舗
(※2ブランド合算数)

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(公式HP)

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店舗数が多いブランド力
フル活用し集客を狙える事業運営
ドトールコーヒー
ドトール
ドトールコーヒー公式HP
引用元:ドトールコーヒー公式HP
(https://www.doutor.co.jp/business/fc/)
対応サービス
セルフサービス型
  • 全国に1,000店舗以上を展開のブランド力で集客が期待
  • 800店舗以上がフランチャイズ店舗運営の実績
加盟金 チェーン加盟金:150万円(税別)
出店準備金:150万円
(税別)
保証金 加盟保証金:150万円
(税不明)
出店保証金:150万円
(税不明)
店舗数 1,066店舗

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(公式HP)

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カフェに加えてショットバーにも挑戦できる自由度の高さ
プロントコーポレーションプロント
プロントコーポレーション公式HP
引用元:プロントコーポレーション公式HP
(https://www.pronto.co.jp/company/franchise/)
対応サービス
フルサービス型
  • 昼はカフェ、夜はショットバーの二面性収益モデルの事業運営
  • 「ベーシックコース」「フォローアップコース」2タイプの研修システム
加盟金 330万円(税込)
保証金 100万円~
店舗数 181店舗

加盟について
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(公式HP)

電話で問い合わせる

※上記は2022年12月6日調査時点の情報です。

【選定基準】(下記はすべて2022年12月6日時点に調査。)
2022年12月6日時点、Google検索「コーヒー フランチャイズ」でヒットした全17ページのうち、コーヒーをメインに販売するフランチャイズをすべて調査。
フランチャイズ加盟を募集している全18ブランドを店舗数上位10ブランド(2022年12月6日時点)に絞り込み、「物件・立地サポート」「開業前サポート」「開業後サポート」があるフランチャイズ6ブランドをピックアップ。その6ブランドを運営するフランチャイザー3社を以下の条件で選定。
・C-United…調査したカフェ6ブランドのうち、最も加盟金と保証金の金額が安い「珈琲館」を運営するフランチャイザー
・ドトールコーヒー…調査したカフェ6ブランドのうち、最も店舗数の多い「ドトール」を運営するフランチャイザー
・プロントコーポレーション…調査したカフェ6ブランドのうち、唯一カフェとショットバーの2面性収益モデルをもつ「プロント」を運営するフランチャイザー

おすすめカフェFC
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